サッカーには緊張感があり闘争心のあふれる面白い試合と、芝生の上でボールをパスするだけのリスクが少なく緻密だけれど面白くない試合がある。
正月早々U23 のアジア選手権があるというのでテレビ観戦した。U23 とはオリンピック代表世代である。つまりオリンピックでのサッカー代表候補選手たちの活躍を占うことができる重要な場なのだ。
結果は皆さまご存知の通りサウジアラビアと、シリアとに負けて、第一次リーグで敗退してしまった。何ともオリンピックイヤーを占うには“がっかり感”の強い、つまらない試合を2試合も見てしまった。
「Jリーガーのプライドは?……代表に選ばれますか?」と言いたいくらい不甲斐ない試合だったのだ。U23世代はこのサッカー代表候補選手のように、闘争心が発現しない人材が日本社会に育っているのだろうか?たまたま候補選手たちが2試合とも不調で、One Teamになれない人達だったと思うことにして……忘れることにする。
しかしながら、多分一人ひとりの選手はそれなりにJ リーグで認められた技術を持った才能豊かな素材だろうと思うが、集まるとチームになっていない。金と銀とを溶かして混ぜ合わせても電線は作れない。オリンピックでは日本代表としてあるレベルまで向上してもらいたいものだ。素材(選手)、製品(チーム)の再生つまりリサイクルが必要になろう。
「カモノハシ」の愛称で呼ばれた新幹線700系が3月に東海道区間から引退する。今まで、新幹線の車体は何重にも施された塗装や防音材を分離させることが難しく、ほとんど製鋼で使われる添加剤として利用されていたという。しかし、やっと塗装の分離法が確立しリサイクルできるようになった。アルミ建材として初夏に開業する八重洲口専門店街「東京ギフトパレット」の装飾やショーケースとして使われるという。
U23の代表候補選手たちも今までの先入観、思い込み、身に沁みついた癖など塗装が何重にもされているのではないか。まず塗装をはがして素の自分をチームに投入してほしい。LCAソフトウェアGaBiを使ってリサイクルはかなり以前から考えてきた。つまり……。
素材の不純物の除去が大切なことは十分承知しているつもりだ。(L)
1月 21st, 2020 at 8:23 AM
オリンピック出場が決まっている中での試合でしたので今一つ闘争心が削がれてしまったのでしょうか。本番のオリンピックでは心に残る戦いを繰り広げて頂きたいと思います。
新幹線0系から親しんでいる私にとっては、700系がもう引退なんて早い気がします。投資額はとっくに回収して利益を生み出していたのでしょうが、高価な車両ですのでリサイクル等で有効活用して頂きたいですね。
「塗装をはがして素の自分を」なるほどですね。