家族が病院と自宅に分かれると何かと不便だ。特に自宅に残された方が家事に疎く、入院者が家庭内の物の置き場所をすべて掌握している場合などが悲劇である。
それでも最近は携帯電話やスマホが発達しているので、情報のキャッチボールだけは何とかカバーできる。昔なら固定電話や公衆電話から連絡を取るぐらいしか手はなかった。あの仰々しい電話機という機械は今やかまぼこ板のような端末に置き換わっている。
入院にあたって病院内ではベッドわきのコンセントからスマホの充電をしてはいけないとの指導を受けた。だから入院の前日、モバイルバッテリーを購入したのだった。情報アクセスに敏感な人は数個のモバイルバッテリーを持って、情報の空白地帯に身を置かないように心がけているという。スマホの命は電源の供給源だと言われている。確かに、台風時の防災でも社会インフラとしてスマホの電源確保が大切である。
現代の人はぼーっと考えることが不得手で、電車の中でさえ、スマホの画面を見ながらモノを考える人が多い。考えている。「この電車の車両の中でどれぐらいの電気エネルギーがスマホ用として消費されているのだろうか。多いのだろうか?少ないのだろうか?」
携帯端末は電話機代わりになっているというよりは、パーソナルコンピューター(PC)の代わりになっている。だれもが情報にアクセスしたいのだ。そしてエネルギーを使っている。スマホ自身の消費電力は小さいかもしれない。しかし、バックアップしているシステム側はかなり電力を使っているのではなかろうか。
これから先の時代では、情報にアクセスするたびに、エネルギー使用量は、積もり積もって膨大なエネルギーになるだろう。新聞記事によれば半導体もGAFAが作り出そうとしている。「汎用チップはあらゆるタスクをこなせる半面、無駄も多い。電気を浪費する。専用チップならできることは限られてもエネルギー効率は10倍から100倍よくなる。」とみているのだ。
パソコンの一般ソフトでLCA解析をするよりはLCA解析専用のソフトの方がエネルギー、労力も少なく解析ができるという便利さに近いイメージかもしれない。
省エネルギーと情報スピード加速の時代。半導体まで特注になる時代が来るらしい。(C)
1月 17th, 2020 at 8:23 AM
新年最初のブログを拝見いたしました。ご家族のどなたか入院されたのでしょうか。お見舞い申し上げます。
今では携帯は入院時にも欠かせないアイテムになっているようですね。確かに肌身離さず持ち歩いているものですし、いろんな情報を入手するという意味でも重要ですよね。
そのためには「電源」ですね。これが切れると全く役に立たないですからね。電源の確保、充電がスマホ本体よりも重要と言っても過言ではないかもしれませんね。
本年もよろしくお願い申し上げます。