ハロウィーンが日本の都会では定着している。街のショーウィンドウはパンプキンの飾り物にあふれている。日本では子供の仮想大会のような所からスタートしたが、秋を彩るイベントに成長した。
寒くもない、暑くもない10月末という時期にオレンジ色が溢れかえるのも“自然の収穫”を象徴する秋色で覆われ……悪くない。山に行けば紅葉の季節。街の中ではパンプキン色の季節なのだ。
印象“秋色”。……店先のパンプキン色は、自分で確認できる秋の“フォアグランド・データ”として頭の中に刷り込まれている。
LCAデータの種類として“フォアグランド・データ”とか“バックグランド・データ”という表現を使う。“フォアグランド・データ”という場合には、そのデータが、LCA解析において、実際の単位プロセスを直接調査して、採取されたデータのことを指す。これに対して、“バックグランド・データ”は、そのデータがある範囲でLCAに用いることが広く一般的に認められているデータのことである。
子供の頃住んでいた家には畑があって、わずかな野菜を作っていた。敷地の縁に防風林があった。かぼちゃの蔓がその防風林の上まで延びてしまい、高くまで延びた蔓を取り除けなくなって困ったことがある。夏の終わりごろには、大きなかぼちゃが木にぶら下がっているのが見えたが、子供の目から見るととてつもなく大きなカボチャに見えたことを覚えている。
蔓も枯れて来たので、蔓をゆすってみると、ドスンとカボチャが地面に落ちて二つに割れた。あの無骨な形に成長したお化けカボチャは想像以上においしいかったのを楽しい記憶として覚えている。……こんな具合に、自分の中では、お化けカボチャが秋の色として“フォアグランド・データ”化したのだ。
“フォアグランド・データ”は強い発言力があるデータだ。(A)
11月 7th, 2017 at 12:56 PM
日本人がハロウィーンで賑うようになったのは、いつの頃からでしょうか? 私の子供時代には、日本には、影も形もなかったと思います。
言葉も文化も遊びも、こうして進化していくものなのですね。進化を遂げるもの、いつまでも変わらないもの、上手く融合し調和していくと良いですね。