「量子コンピューター」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「量子コンピューター」

 数か月前まではAI(人工知能)の話題が多かったが、もはや定常化した。最近では、量子コンピューターの話題が多くなったような気がする。

 

 AIの最新技術である「深層学習」では「学習」とその結果に基づく「推論」を通じて瞬時に特徴をつかむという。そのロジックで考えると、私は、量子コンピューターに関する「学習」の蓄積と「推論」の手段が十分でないため、量子コンピューターと言われてもよくわからない。

 

 「量子コンピューターの開発競争が国の命運を決めかねない」というのだ。スーパーコンピューターの次を担うコンピューターといわれている。量子コンピューターは現在の世界最速のコンピューターが数千年かかった問題を数分で処理できる能力を持つのだともいう。カナダのDWSは世界で初めて量子コンピューターを商用化し、すでにステルス戦闘機の開発やAIの開発にも使われ始めていると報道されている。

 

 現在のコンピューターは情報を2進法で処理する。「0」と「1」の並び方を1つずつ順番に計算する。ところが、量子コンピューターは量子力学の“重ね合わせ”と呼ぶ現象を利用して、量子を「0」でもあり「1」でもある状態で扱う。「何かがある状態」と「何かがない状態」を重ね合わせて新しい状態とするらしい。数億もの量子が担う情報をまとめて計算できるので超高速計算が可能という。……“重ね合わせ”を理解するための「シュレディンガーの猫」の例え話も理解していない。猫が「生きている状態」と「死んでいる状態」の重ね合わせを示したものだ。……といわれても……イメージがつかめないので……狐につままれたような感じだ。

 

 量子という粒(本当に粒かどうかは知りません)は情報処理に重要な機能を提供するけれど、粒そのものは環境負荷にはならないのでしょう、しかしその粒を作ること、その粒を制御することにエネルギーと物質が必要になるらしい。……こんな世の中がやってくると仮に理解して、ひとまず頭をSwitch Off。

 

 量子コンピューターを考える私は何も考えておらず、「0」でもあり「1」でもある。

 

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    私など現在のコンピュータも理解できていないのに、「量子コンピュータ」は全くわかりません。

    以前、大好きなTVドラマの「相棒」で「シュレディンガーの猫」が登場してきたのですが、理解できませんでした。

    いずれにしても「近い将来、ものすごいコンピューターの時代がやって来る」ということですね。楽しみですが、恐い気もします。安心・安全・平和的に活用されると良いですね。

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