「保田小学校道の駅」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「保田小学校道の駅」

 千葉県で変わった道の駅で休憩した。廃校になった保田小学校を道の駅に改造したものだ。昔グランドだったところは駐車場になっているので開放感一杯だ。

 

 校舎とグランドの間は花壇だったのだろうか、芝生の緑が残されていて、跳び箱などが配置されているし、二宮金次郎の石像まである。グラウンドに面した校舎の1階の教室にはいろいろな食堂、レストランが入っていて食事や息抜きに最適だ。体育館は天井が高く、明るい。色々な物産販売コーナーができており、こじんまりしたマーケットとなっている。校舎の2階は土足厳禁と書いてあるので中に入らなかったけれど、小学校の教室の味わいを残した宿泊設備もあるらしい。

 

 山羊がいたり、平均台があったり、低い机があったりして何かほろ苦い小学校時代を思い出させる。……この企画、いい線をいっているのではないか。

 

 この道の駅を利用した人は自分の小学校時代を思い出して、“自分たちの学校はこうだった”とかいろいろ昔の小学校生活6年間がフラッシュバックのように頭をよぎっているに違いない。私は、平均台や跳び箱を見て、小学校の体育道具室にあったライン引きと石灰の白い粉を思い出した。掃除当番の時、床にこぼれた石灰の粉をきれいに掃除できなくて困った記憶がある。

 

 小学校時代のライフサイクルアセスメント(LCA)を頭の中でやっている。別段環境に限って考えているわけではない。あるタイムスパンを限って思い返してみるのも結構楽しいし、頭の整理になる。

 

 何か製品の普及・販売が成功した時。新しいシステムが稼働した時、あるいは。新しい製品やライフスタイルを提案したいとき、“一段落”したら、ライフサイクルで連なる事象を考えてみることをお勧めしたい。ライフサイクルで考えれば、始末に困った“石灰の粉”のような未解決な課題も認識できるはずだ。

 

 環境を切り口にしたライフサイクル思考がLCA(ライフサイクルアセスメント)です。(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    廃校を活用した道の駅があるのですね。私は関東在住時に千葉の道の駅を一気に数か所巡ったことがありましたが、道の駅を訪れるのは何かワクワクしますね。

    私の小学校は、小高い丘の上にあり、一般道の傍にはないので近くを通ることはあるのですが、小学校そのものを見たのは、中学時代以来ないと思います。小学校に近づくためには、小学校に行く専用道路を上っていかなければならないのです。
    小学校の丘の下にある中学校は、一般道のすぐ傍なので、近くを通ったときに見ることができます。

    このことは意識していませんでした。本ブログを拝見して小学校のことを思い返した時、「そう言えば、中学時代以来、小学校そのものを見ていない。小学校は簡単に見ることができないのだな」と気づきました。

    今の時代、正当な理由もないのに、小学校に近づく訳にもいかないので、この先も見ることはないのかもしれません。私の脳裏には、私の小学校は木造校舎のままです。

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