「ガソリン車規制」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「ガソリン車規制」

 カリフォルニア州の環境当局が決めた新たな規制案は、「ガソリンのみで走る新車の販売を2026年以降段階的に減らし2035年には全面的に禁止する」というものだ。

 

 このままいくと、2035年という年が米国においては電気自動車元年としての目標年になる可能性がある。新聞によると、日本自動車メーカーはEVに関連する新技術や重要技術は内製化することを目指している。EV用電池に関して積極的な投資を行われるだろう。

 

 まずはEV 車載電池の内製化を目指し、次に来るのが全個体リチウムイオン電池の開発と内製化だ。全個体電池というのは電池の正極と負極の間に合える「電解質」を固体化したものだという。各自動車メーカーはグループの得意技術の総力を挙げて開発中だという。全個体電池界の…大谷選手が出てくるといいのだが…。

 

 自動車という移動手段の性格が変わろうとしている。

 

 友人の中にはガソリン車のエンジン音を懐かしむ人も多い。さらにマニュアル操作の内燃機関の車にこだわっている人もかなりいる。

 

 マニュアルで変速シフト操作することに楽しみを見出す人は多い。シフトの技巧により車がスムーズに加速し、気持ちの良い減速感が音と体感振動が感じられるからだ。“車は自分そのもの”と感じられ、車を自分の手足の延長として使いこなす感覚。あこがれるのもわからないではない。

 

 私の車は、エンジンキーがボタンになり、シフトレバーがスライドバーになり、サイドブレーキも停止時に自動的にかかる。大きなナビ画面がインストにははめ込まれている。車両が壁に近づけば警告音が出るし、無理な車庫入れをすると車は壁との衝突を避けるために自動的に停止してくれる。便利になった分、何かロボットを運転しているような気分になり、ドライバーが車と一体になった気分を失っているような錯覚に陥る。そのうち、自動運転が一般的な時代も到来することだろう。“車と人の関係”も車の進歩と共に変わっていくのだと思う。

 

 環境対応で、かつての“車と人”の一体感が薄れていくような気分。(L)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    私も過去に長い間マニュアル車に乗り続けました。その後、オートマ車に乗り換えた際に、クラッチペダルが踏めなくて、もどかしい感覚になりました。何とかしてクラッチペダルを踏みたいと強く思った次第です。当時は実家にマニュアル車が残っていましたので、帰省した際に運転するのが楽しみでした。

    時代の流れで、環境対応で電動化は避けられないのですが、何とかガソリン車、マニュアル車も残っていける道があれば良いなと思います。

    私は1台を長く乗り続ける主義ですので、今のガソリン車を出来るだけ大切に乗り続け、来るべき時がくれば、電気自動車にするのだと思っています。

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