「リム打ちパンク」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「リム打ちパンク」

 スマホのAIアドバイザー機能を使ってその日の温度変化を確認し、軽い運動の代わりに自転車で住宅街をゆっくり走った。家に戻ろうと思った時路面の凹凸を体で感じた。段差を乗り越える時に発生したように思う。リム打ちパンクかも…。

 

 そもそもタイヤの空気圧など適当だった。指でタイヤを押して、こんなものだろうと独断で空気を入れていた。散歩代わりに乗り回しているので事故はおきなかったが、高速で走るサイクリストだったらどうだっただろう。そもそも高速で走る人はもっと自転車の隅々まで気を配っているに違いない。特にタイヤの空気圧には。

 

 「空気圧の管理不良です。パンク防止の液体を中に入れておきました。今後1カ月に1度はタイヤの空気圧をチェックしてください。入り口に空気を入れる装置があります。」……といわれ修理済みの自転車を受け取った。念のためにタイヤを押してみると、タイヤの接地面は柔らかいというよりは固い。こんなに空気を入れなければいけなかったのだ。

 

 専門家の指導や忠告が私には必要だ。確かにハンドルは切りやすくなったし、自転車が速く動くようになった。

 

 自転車ショップには①タイヤパンクの原因究明、②タイや交換実作業、③空気圧の調整、④今後快適に使うためのアドバイス以上4種の料金を支払ったことになる。…………そしてふと思ったのだ。①パンクの原因究明究明と④のメンテナンスアドバイスは自転車の専門知識を応用した“価値あるサービス”だ。きっと…価値あるサービス(知識・経験集約型の対応)は、これから、AIの領域になっていくのではないだろうか。……と。 

 

 AIが発達すると我々の生活はどんどん便利になる。AIと我々は一緒に生活を進化させていくと捉えれば、AIを組み込んだ機器を抵抗なく使いこなせる。むしろAIの情報は新しい“気づき”を生み出す刺激になるかもしれない。

 

 将棋の藤井翔太棋士のように、進歩のための相棒としてのAIの位置づけ。

 

AIもすごいけれど、人間もすごい。多分、まだ人間の方がすごい。(L)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    藤井さんは、今年度も勝率8割超えで、5年間継続だそうです。すごいですね。AIを活用し、共に切磋琢磨し、AIのレベルも向上させているようですね。

    その昔、羽生九段が全盛の頃、「羽生マジック」という言葉が流行りました。誰もが思いつかない手を打って、驚かせ勝利する、まるで魔法のような手であったことから名付けられたと思います。

    これは今ならAIが導き出す、驚きの手だったと思います。羽生さんが一人ずば抜けた脳だったということでしょうか。

    でもやはり人間の方がすごいと思います。何と言ってもAIを作り出したのは人間ですから。

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