「GPU」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「GPU」

 高速通信規格「5G」の通信インフラで技術革新が進みつつあるという。通信速度を3倍に早め、加えて通話品質も改善、更に人工知能(AI)や自動運転にも役立つ。

 

 気持ちよくデジタル機器を使えるのは日常でも大変ありがたい。

 

 今回、この通信技術を推進しているのは米国半導体技術の大手エヌビディアだ。エヌビディアは「GPU」と呼ぶ画像処理半導体技術を応用した。ゲーム機の半導体が複数の画像を同時に処理して素早く読み込むように、複数の通信データを並列して処理することで交通整理し、混雑を緩和する仕組みを実現している。……という。

 

 実は、「GPU(Graphic Processing Unit)」という呼称は4、5年ほど前に聞いたことがある。東工大のスパコン「TSUBAME」が省エネ性能を競う「グリーン500」で“世界一”というタイトルを取ったことがあるのだ。このスパコンの特徴はグラフィックス専用に開発されたGPUをコンピュータに組み込んで“超並列分散処理”ができるようにGPU 素子を初めて組み込んだことが特徴だ。

 

 CPUとGPUはそれぞれ得意分野が違っている。「PCゲームなどで入力コマンドに沿って計算し、動作の支持を出すのはCPU。滑らかに画面上で動作するのはGPUの役目」だ。「CPUはコンピュータ内の全体の情報を処理する司令官。GPUは定型化された大量の処理をスピーディーに行う工場のようなもの。」という説明もみられる。

 

 組織の中にCEOとCFOがいるように、当然のことながら、プログラミングの中に、いろいろ特化した領域を受け持っている機能があるに違いない。

 

 GPUの持つ計算性能とメモリー性能に着目し、画像処理以外の目的に応用するアイデアを開拓した日本のスパコン「TSUBAME」の貢献は大きいのではないだろうか?

 

 計算科学、データ科学の発展が期待されている。社会や、我々の身の回りの情報は高速化が一層進み、高齢者にはつらいが、目まぐるしくなってきそうである。

 

 高速通信が可能になる“賢い基地局歓迎です。”(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    そろそろ「6G」という言葉も聞こえて来るように時代は進んでいますね。私が携帯をスマホにしたのは最近のことなので、私の携帯が5Gになるのは、ずっと先のことかもしれませんが、世の中は進んでいますね。

    本日のタイトルの「GPU」も、タイトルを拝見した時は「CPU」について書かれているものと勘違いしていました。この分野には疎いもので・・・。勉強して少しづつでも追い付かないと、置いて行かれそうです。

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