「量子技術」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「量子技術」

 量子技術とは何を指すのかわからないが、量子技術を保有することが安全保障上重要だという。政府の有識者会議が「量子技術イノベーション戦略」をまとめた。

 

 若いころ「量子」と名がつくとはなから理解できない数式が並んでいるようなイメージがあった。ついに、普段の生活を支える基盤技術として量子技術が活用されるようになってきたのだ。これからは量子と仲良く過ごしていきたい。

 

 100メートルで10秒の壁を1人でも破れば、他のランナーも10秒の壁を破る。人間は一度誰かが達成すると、それに続く人はそれほどの負荷を感ずることなくクリアーしていくことは日常よくあることだ。量子技術を恐れることはない。今応用されているの物理学が不得意でも、量子物理学での問題解決の発想や着眼点は違うかもしれない。

 

 現在、量子技術というのは量子コンピューターや量子暗号を使った極めて秘匿性の高い通信などを指している。この2つを支える研究や関連する機器は裾野が広く、一朝一夕に中国や米国に追いつけないといわれている。つまり、日本は出遅れている。

 

 「開発の基礎体力(資金、周辺技術力などだろうか?)をつける」こと、「人材の育成に励む」ことが「量子技術」を日本に根付かせることに寄与するといわれている。

 

 量子コンピューターを多くの人が利用できるようになれば量子技術が社会に根付いたといえるかもしれない。複数の量子コンピューターを相互接続すると演算能力は指数的に上がるといわれている。「0」でもあり「1」でもある量子ビットを送受信するネットワークも必要だ。量子インターネットの登場が期待される理由でもある。

 

 現行インターネットとまったく異なるプロトコルと中継器が必要になる。量子メモリーとしての機能を持つ何か……という具合にまだまだ夢の世界は数限りなく広がる。頭を使ってもすり減ることはない。未来の量子人材に期待するところは大きい。

 

 未開拓の量子技術もある。取り組み素材はある。高校生や大学生にバトンを渡します。(C)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    「量子コンピューターの開発が進んでいる」と、よくニュースで耳しますが、「量子」とは一体何なのか、全く理解していません。昔から「量子物理学」などは耳にしますが、・・・
    ネットで検索すると「量子とは、粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のこと」と出てきましたが・・・

    いつか、量子コンピューターが職場や家庭に普及した時に(そんな時代が来るのかわかりませんが)、少しはイメージできるのかもしれません。その内、「量子(りょうこ)」という名の女性が登場するかもしれませんね。

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