「オミクロン株」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「オミクロン株」

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は12月14日の会見で、77カ国で感染が確認され、以前の変異株には見られなかった速さで感染が広がっていると発表した。

 

 「仮に感染者が多ければ、また保険システムが対応できなくなる可能性がある」とも述べ、注意を呼び掛けた。日本では流行拡大のたびに、保険だけでなく、医療体制の崩壊が声高に叫ばれてきた。医療体制を何とかテコ入れする方策はないだろうか?

 

 朝、NHKのニュースで試験的にロボットを導入している鎌倉市の病院の事例が紹介された。新型コロナウィルスに対応する医療従事者の負担を減らすため、試験的にロボットを導入している。今年10月以降、順次、9種類のロボットを試験的に導入しているという。

 

 患者の名前の呼びかけに応じて、移動するロボットは患者の部屋の前まで行ったあと、モニターに入院に必要な持ち物などを動画で映していた。ほかにも、ストレッチャーの移動を助ける車輪がついた「搬送補助ロボット」や自動走行する「清掃ロボット」なども紹介されていた。

 

 地域の拠点となるような病院では、ロボットの活用に加え、AIやIoTなどの能力をさらに組み込んだ“スマート病院”化を進めることが医療関係者の負担を更に軽減することに将来つながらないだろうか。

 

 今まで医療機関や医療関係者間で蓄積されたコロナ情報は多いのか、少ないのかは門外漢の自分に判断できる領域ではない。しかし、将来的にスマート病院システムの“頭脳”にコロナ情報と知識を蓄積して、新しい治療システムを生み出すための情報集約センターにまで発展させて行けば道は開けていくのではないかと思っている。

 

 2019年以来コロナウィルスにより、医療システムでも経験したことのない状況が発生している。またコロナは変異を繰り返しながら進化する傾向が強いことを思うと、いかにコロナ新情報を継続的に集め、治療の知見を発掘するのが大切ではないだろうか。コロナ撃破の特効薬をは”幸運“。知識の蓄積で対応するのは”前進“。

 

 四角いスクリーンを顔としたロボットが活躍してほしい。

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

    さてオミクロン株によるコロナの第6波が現実のものとなりつつあります。重症化のリスクは低いと言われていますが、感染力が非常に強く、医療機関の対応が破綻するのではないか危惧されています。ご指摘のとおり、ロボットの活躍が期待されますね。

    今年こそ、コロナの終息を願っています。

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