「パルスオキシメーター」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「パルスオキシメーター」

 町内会でパルスオキシメーターを各家庭へ配布するという案が検討されている。町会長もなかなかいいタイミングでツボを押さえた提案をされる。うわさによればパルスオキシメーター機器は品薄らしいので実現するかわからない。

 

 パルスオキシメーターは血液中の酸素が足りているかをチェックする機器で、なんと開発者は日本光電の技術者だった。動脈に注目する。動脈血のヘモグロビンと酸素が結合して赤くなる度合いを見て判定するのだ。つまり、指の厚みを通過した光を観察して判定する。…“指の顔色”を見て酸素が足りなのではないか……という具合に判定する。指の先端を挟むだけの医療機器だ。よく実用化までこぎつけてくれたものだと開発者に感謝したい。

 

 酸素欠乏や酸素過多によって多くの病状が急変するので、大変便利かつ頼りがいのある機器らしい。世界の医療現場で普及しており、コロナ対策でも不可欠な医療機器となっている。開発者の青柳さんは昨年4月に亡くなり、その訃報は世界のマスコミで悲しみをもって報じられたという。

 

 基本的には指を透過した光から血液の赤さを測定し、動脈内の「酸素飽和度」を割り出すので、注意深い人は家族の顔色や肌の色を見ていれば、コロナを判定できる……はずなのだ。「今日は顔色がよくないようだけれど」と感じたら、それは病気のサイン。

 

 コロナ対策のため、自宅で過ごす時間が増え、運動不足からの健康を気にする人が増えた。そのような需要に応えるために腕時計型の「活動量計」が人気だ。心電図や心拍数、皮膚の検温など目的に合わせて計測できるらしい。腕時計のように身に着けているだけで、健康管理できるというのは多少虫のいい考え方ではあるが、何か新しい時代の到来を予感させる。ただし医療機器認証を受けたものは少ないので、あくまでも健康の目安として利用することが適当だという。

 

 妻の太陽電池型腕時計が電源切れで時々動かなくなる。買い物に出かける機会も減って、腕時計を使う時間も減った。それでも、時計が止まっているのは気持ちが悪い。毎日、平らなザルに載せてキノコと一緒に太陽にあてている。

 

 キノコはうまみが増し、時計はエネルギーをため込む。(L)

 

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    「パルスオキシメーター」話題になっていますね。日本の方の開発だったのですね。それにしても動脈血の色をみて判定しているとは、誤差が大きければ実用に供することはできなかったでしょうから、かなりの精度は出ているのでしょうね。

    顔色を見て健康状態を判断するのは、理に適ったものなのですね。コロナ下でなくても体温計と同じようにパルスオキシメーターを家庭に常備する時代が来るかもしれませんね。
    私もソーラー時計を時々窓際に置いています。

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