「コンビニにロボット」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「コンビニにロボット」

 新聞で見たので、詳しくは知らないのだが、ファミリーマートで店員の代わりにロボットが商品の陳列を行う実験を始めたという。ロボットの顔がユニークだ。ロボットが店にいる景色を子供のころから漫画で見てきたような気がして懐かしくさえ感じる。

 

 VR(バーチャルリアリティ)技術で遠隔操作ロボットが商品陳列を行う実証実験だという。裏側で店員がVRゴーグルをつけながら商品を陳列するので、おそらく最初は効率が悪いだろうと想像される。将来は陳列のプロが複数店舗に配置されたロボットを使いながら顧客を引き付ける商品陳列が実現する時代が来るのだろう。

 

 今年3月にできた山手線の新駅高輪ゲートウェーでも清掃ロボットや警備ロボットが活躍している。介護施設でもロボットがいろいろ使われている。アザラシや犬など癒し効果を発揮するロボットもいれば、話し相手になってくれるロボットもあるようだ。

 

 まだ、まだ、先かもしれないが、ロボット自身も知恵を付けてくると不思議なコミュニティーが生まれるかもしれない。With Robotの時代。ロボットと人間との違いは何か?そろそろ考え始めた方がよさそうだ。……ロボットは電源を断ってしまうと突然“物体”となってしまうことが人間と大きな違いだとか…違いに気づくことは多い。

 

 ロボット自身は作業や会話に責任がない。ロボットや人工知能は与えられた視覚情報、あるいはプログラム化したルーティンを基本としてその瞬間ごとに最適な作業や会話を行う。ある意味カラッとしているが何か表面的な対応は否めない。一方、ロボット特有のいい面もある。例えば、相手を不愉快にする素振りは一切見せない。

 

 ロボットとヒトの境界を見つける遊びを思いついた。意味のないつぶやき、例えば「窓を開けて空気を換えましょう。」とか…をいろいろ変身して発声してみる遊びだ。「動物ロボット」、「人間ロボット」、「子供」、「高校生」、「サラリーマン」、「車内放送」、「修業を積んだ僧侶」……という具合に変身してみる。メッセージに込められた“思い”の伝わり方で自分の「ロボット度」がわかるのではないだろうか。

 

 「ヒカリはあるが、キボウはない。」と言ってみると、自分の成熟度もわかるかも。(C)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    いろんなところでロボットの活用が進んでいるようですね。
    私が一番に必要だと思うのは、原発事故現場等の人間では危険な場所での活用ですが、人手不足解消の意味もあるルーチンワークへの導入も盛んに行われているようですし、最近では精神的な対応、例えば人間の友人等の役割を担うロボットまで登場し活用の幅が広がっていくようですね。
    どうか戦争等に悪用されないよう願っています。

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