「特効薬ない可能性」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「特効薬ない可能性」

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8月3日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症について、「特効薬は現時点でなく、今後も存在しない可能性がある」と述べ、ワクチンや治療薬の開発に過度に期待しないよう警告した。……という。

 

 コロナが話題になってほぼ半年たち、多くの医学、薬学、その他医療関連分野の人々がマスコミ登場してきた。しかし、まだ、根本的に治療に寄与する特効薬は見つかっていない。……こんなこともあるかもしれない。知恵を集めても何もわからないという状態。……残念ですが、何か見落としているところでもあるのでしょう。過去のパンデミクスの経験も有効な対策を見えにくくしているかもしれない。とにかく、今はオセロの駒のように黒を白に転換する妙手はない。

 

 「コロナはそのうち鎮静化し、ワクチンもできると思われるので、医療施設の負荷も軽くなり、経済も動き出す」などと期待先行で友人と話しがちだ。楽観的に考えすぎると期待は打ち砕かれるかもしれない。

 

 人々は懸命にコロナに対応し、仕事・経済の回復に向けて働いている。…が、回復は生易しいものではない。数年後に2019年レベルに戻ると予測する人もいる。

 

 地球環境保護の分野で温暖化ガスの削減を訴え続けてきたつもりだが、今、熱中症に命が脅かされる事態になっている。悪い方向への動きを止めるのは大変難しい。コロナ禍といわれる原因はどこにあるのか、どうしたらコロナウイルスを抑制できるのかを突き止めるのは誰だろう。人間?それともAI?有効な武器が見つからない限り、状況は好転しないだろう。

 

 熱中症患者の増加が話題になっている。……しかしこちらは原因と対策がある程度わかっているので、着実に手順を踏んで対応をとっていくことができる…と思っている。同じように、環境問題に関心を持つ企業人や研究者は、LCAというツールを使い対応シナリオを描きつつある。ターゲットを定めて情報を集めることが地球温暖化への対策の一つだ。

 

 コロナ禍が続いている。何を見落としているのだろうか?(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    「まさか生きている間に、このようなパンデミックが起こるなんて思っていませんでした」と多くの方が思っているのではないでしょうか。新たな感染症への対応は本当に難しいですね。当面は試行錯誤が続くのではないでしょうか。

    一方、熱中症になる方の人数も年々増えているように感じます。私の子供の頃は、こんなに騒がれることもなかったと思いますし、そもそも熱中症という言葉もなかったのではないかと思います。着実に地球温暖化が進んでいるのでしょうか。熱中症にならない対策はあるのですが、根本の温暖化への対応は中々難しいですね。

    これから秋・冬を迎えると、コロナと風邪・インフルエンザの同時流行が懸念されます。何とか乗り切って東京オリンピック・パラリンピックを無事に迎えられることを願っています。

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