一瞬びっくりした。調剤薬局の窓口の店員さんだ。まつ毛が…風を送れるくらい長い。私がこの店員さんに処方箋をわたしている風景はコミック的だ。背筋を伸ばして人形のようにかわいい店員さんの前で、私はややうつむき加減で「クスリを…」と呟いている。
かなり澄ました顔にみえたので、話しかけていいものか最初どぎまぎしたのだけれど、微笑むと目の周りに皺ができる親しみやすい女性であった。人を姿形で決めつけてはいけないと言われ続けて生きてきたのだけれど、今回も長めのつけまつ毛だけで人の印象が固定しそうになってしまった。
近年、電車車内観察から感じていることがある。男女ともラフなシャツスタイルからフォーマルなスーツやドレスまで、それなりに着こなしている人が増えた。時々見事な着こなしゆえに男か女か分からない場合もある。もう一つは、若い女性のメイクが進歩し、みんな大変綺麗だ。
それにしても、メイクというのは便利なものだ。つけまつげを付けた途端に別人になれる。あの調剤薬局の店員さんも、目立ちすぎるほどのつけまつげを付けているという自覚もあるためか勤務態度も気持ちいい。姿勢はいいし、作業もてきぱきしている。調剤薬局が若やいでいるので、主なお客さんである老人も結構喜んでいるようなのだ。丁度、男がヒゲを生やすのと同じだ。大リーグで活躍する日本人選手のヒゲ顔映像を時々見る。ヒゲを生やして、豪胆で積極的な性格へ変身しているようだ。
ゲリラ豪雨は何故増えるのか? 地球温暖化は関係しているのか。地球温暖化を日頃考える温室効果ガス削減目標などの影が最近薄くてよく見えない。
つけまつげを付けているという自覚、ヒゲを生やしているという自覚は自らの行動ルールを見直すきっかけになっている。温室効果ガス削減目標を掲げることが他の環境マターをも立て直すきっかけになるのではないか。温室効果ガス削減目標をつけまつげ効果などというと怒られるでしょうか？……（前向きな姿勢を表現しているつもりです。）（A）
9月 21st, 2014 at 8:52 AM
なるほど、長い‘つけまつげ’、‘ヒゲ’など、目立つものを身に付けるのは、ある意味、勇気がいることですが、それを乗り越えて身に付けるからには、覚悟が出来ている、覚悟を決め自らの行動を律している、ということですね。
逆に言うと、取り組みが停滞して進まないような場合には、目標を明確にし、それを目立たせ、人前で達成を誓うことが必要ということですね。それが物事を前に進める原動力となる、そういうことですね。
政治家も「○○○が実現できなかったら辞職する」という位に明確に公約してもらいたいものですね。
それにしても‘つけまつげ’の女性から、‘温室効果ガス削減目標’まで話を発展させるとは、さすがなにpeasia様ですね。
（ひょっとすると、その女性が、よほどの美人だったのでしょうか･･･）