「野球は投手と打者ばかりが忙しく動き回っているけれど、他の選手は何もしない。その点サッカーの方がチームとして必死に点を入れようともがいている姿勢が伝わってくる。野球というのは実に怠惰なスポーツだと思いませんか？」とご婦人から突っ込まれたことがある。
守備陣もただ同じところに立って待っているのでは決してない。球の配給、打者の癖、試合状況判断などでいつも次のプレーを考えながら守っている。だから守備側のチームは目に見えない糸で結ばれていて、その網で打者をからめ捕ろうと全員緊張しているはずです。などと、テレビ観戦者の一人として、野球擁護論者の一人としてもっともらしい言い訳はしておいた。
しかしながら、確かに先日、テレビで見た試合はひどかった。初回 4 点入った。勝投手になるはずの投手が○×△と投げているうちに 7 点も相手に献上した。「調子は悪くなかったが、……」などと試合終了後コメントされると、入場料を返してほしいと考える人が出てもおかしくない。あのような気迫がない球筋で相手を押さえられると思っているのですか？プロ野球の選手だから、「期待に応える」プレーを見せなくては意味がない。
8 月 11 日にサッカー日本代表の新監督にメキシコのアギーレ氏が就任のために来日した。当然ながら、監督を取り巻く言葉はイタリア語からスペイン語に変わった。そしてアギーレジャパンのキーワードを聞かれると迷わず「 Compromiso 」と言ったという。スペイン語では英語の Compromise ( 妥協 ) と少し違って、「責務、成功を強く約束する」という意味で、“覚悟”を秘めた言葉だという。
まだ日本代表監督としての試合は少ないけれど、これから、熱い情熱をピッチにまき散らしてほしい。日本のプロスポーツ、あるいはプロサラリーマン ( つまり通常のサラリーマン ) に不足しているかもしれない“コンプロミッソ”という行動指針。拝借したい。
LCA( ライフサイクルアセスメント ) が社会で、企業で大変有効な手段として活用できることを強く信じている。コンプロミッソ LCA ！（ L ）
9月 15th, 2014 at 9:18 AM
「 Compromiso 」とは、覚悟を決めて臨むという強い意志の表れなのですね。
確かに我々は、プロスポーツに対しては、厳しい見方をしがちですが、我々サラリーマンもお金を頂いている訳ですから、正に、その道の‘プロ’なのですね。
‘プロ’であるからには「責務、成功を強く約束」して（コミットメントですね）、目標に向かって取り組みを進めて行かなければなりませんね。
我々サラリーマンも‘プロ’であることを忘れずに、厳しい目で見られていることを意識しながら、最善を尽くしていきたいと思います。