「自分を知るセンサー」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「自分を知るセンサー」

関越自動車道で東京へ。「お盆のお墓参りも済んだ。夕刻の道路渋滞時を避けて東京に早く帰り着こう。……上里サービスエリアをパスして高坂サービスエリアまで行って休もう。」私はこんなふうに考えて運転したことがある。無理な運転計画だったし、疲れはたまる一方だった。居眠り運転の危険と隣り合わせだ。

無理をして運転しがちなドライバーにお勧めの商品が来年売り出されるようだ。

眼鏡専門店ジェイアイエヌが東北大学、芝浦工業大学、慶応義塾大学などと協力して開発した“自分を知るセンサー”付き眼鏡だ。眼球の動きから疲労度を判定する。鼻パッドや眉間に接する部分に計 3 個のセンサーを持っている。眼球の手前側と奥でかすかに異なる電位差を計測できるため、眼球の動き、つまり目の動きを調べることができる。 8 方向の視線移動とまばたきを感知することが可能だという。そして計測データを無線でスマートフォン ( スマホ ) に送る。

計測データの処理によって、眼球の動きの敏捷性やまばたきの頻度などで、疲労や眠気の度合いをスマホアプリで表示できることもすでに実験で確認されているらしい。

新聞記事を読んで知った段階だし、実物も見ていないので軽々に物は言えない。しかし、素性の良い商品開発だと思う。「自分を見る眼鏡」という開発コンセプトが気に入っている。外野席からではありますが応援したいと思っている。表示装置が眼鏡についているウエアラブル・ディスプレーは、私の生活感覚、作業感覚ではまだ抵抗があるのだけれど、センサーがついている眼鏡は、普段、何の違和感もないだろう。

“自分を知るセンサー”付き眼鏡、つまり自分を見る眼鏡。何か新しいことが生まれそうだ。眼鏡という道具が、センサーを閉じ込めた高級電子機器になるとドラえもんは知っていただろうか。

LCA( ライフサイクルアセスメント ) の基本は、足元の製品製造プロセスのデータを集めることから始まる。“自分を知るセンサー”付き眼鏡で情報をまず集めるのと同じだ。( C

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    眼球の動きをセンシング出来る眼鏡を活用して是非、居眠り運転による交通事故をなくして欲しいものですね。

    最近は、いろんなウエアラブル・ディスプレー付き眼鏡が登場してきていますね。ただ装着した場合に違和感がありそうなので日常生活で使用するのには少し抵抗感があります。
    ただおっしゃる通り、センサーだけでしたら違和感はないのかもしれませんね。

    私は眼鏡を使用していますので、出来るだけ装着感の少ない眼鏡が欲しいですね。
    それからデスクワーク用(近場を見る)、通常用と夜の運転用の3個の眼鏡を使っていますので、これを1本で実現できるとたいへん有難いです。

    遠近両用眼鏡もありますが、スイッチ1つで度数を数段階で切り替えられる眼鏡があれば本当に助かります。更に夏の強い紫外線用に必要な時だけサングラスに出来れば最高です。この点については、偏光グラス(?)もありますが、必要でない時にサングラスになるとビジネス用としては使い辛いので、やはりスイッチで切り替えられるのが良いです。

    一生眼鏡を使用しなければならない私にとっての切実な願いです。実用化・商品化よろしくお願いします。

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