「マスク文明」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「マスク文明」

 マヤ文明は文字や、暦、天文学を発達させたことで知られる。天文学を発展させたことで知られる。古代マヤ文明の遺跡の調査を進めている日本や米国、メキシコなどの研究チームがメキシコ南部のアグアダ・フェニックス遺跡でマヤ文明最大とみなされる建造物を確認した。

 

 南北1400メートル、東西約400メートルにわたっており、祭祀用とみられる。社会的階層がはっきりしていない紀元前1000~800年に築かれたとみられ、研究チームは構造物の体積を320万~430万立法メートルと推定する。王の権力を誇示するために高くたてられたピラミッドとは異なり、平面的な構造が特徴で、研究チームによれば「定住生活が始まって間もない時期で、大規模な建築を共同作業で造り。集団の結束を高める役割があった」という。茨城大の青山教授は「神聖な山を築くことで共同体のアイデンティティーを確立しようとしたのでは?」と推定している。

 

  中国武漢でコロナ肺炎が騒がれてから東京では1月からマスクの買い占めが始まった。一般のドラッグストアではマスクを入手することが困難になった。新しいトレンドとして手作りマスクに人気はでたものの、値段もそれなりに高かったので、市場を席巻する商品にはなっていない。4月頃化から中国から輸入されたマスクが飲食店などで売られはじめ、市中ではマスク(小)成金もちらほら。そしてついに5月下旬には値崩れを起こしている。不思議なことにドラッグストアにはマスクはない。

 

  日本人はマスクが好きな国民かもしれない。他人から菌をもらうチャンスを低くし、自分から菌をまき散らすことを防ぐ。マスク文明だ。

 

  大きな不安に対して、自分が努力/コントロールできることを一生懸命やろうという日本人の心の柱みたいなものが察せられる。古代マヤの人々は権力者を示す石彫りは造っていない。ひたすら心の平安を願い祭祀用の大基壇を構築した。日本ではコロナ第二波、第三波に備え、外出時にマスクをする文化がさらに浸透するのかもしれない。

 

  製品や社会システムの評価に、LCA(ライフサイクルアセスメント)が、日本でマスクをするがごとく通常行われることを願っている。

 

  マスクを付けるだけでなく、本当は、…行動にも気を付けることが必要だと思う。(C)

 

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    新型コロナウイルスの感染が拡がってくるまでは、咳をする人は必ずマスクを付けるべきと思っていましたが、防御用としてのマスク着用は行っていませんでした。

    今ではもちろん必ずマスクを付けて外出しますし、職場でもマスク着用が義務付けられています。夏場の着用は暑くて不快な時もありますが、マスク着用が当たり前となり、付けていないと不安に思うようになりました。

    シートベルト装着でも、その昔、同じような感覚がありました。シートベルト装着を習慣化すると、付けてないと、とても不安になったことを思い出しました。

    暑い夏用に感染防御力を維持したまま快適に着用できるマスクの販売も始まっているようですね。クルマに乗ったらシートベルトを着用する、外出の際にはマスクを着用する、日常になりそうですね。

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