「目を休める」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「目を休める」

 目が疲れるので、目を酷使したくないと考えている方は多いと思う。IT化された職場では、多くの情報が画面を通して視覚的に入ってくる。自宅に返れば、パソコンやゲーム、TVなどからの視覚情報があふれている。

 

 視覚情報から逃れることはできないと悟らざるを得ないが、なるべく目の負担を軽くする方法は考えるべきかもしれない。

 

 昔、上司に対して報告や相談する時、なるべき視覚的に説明しやすいメモや書類を作っていたことを思い出す。こんな癖も繰り返すうちに自分の流儀のようになり、ブーメランのように自分の目に負担を掛ける結果となっているかもしれない。振り返ると言語による状況伝達、つまり会話がうまくなかったのでどうしても数字や図に頼るようになってしまったのだ。数字や図に頼ることがいけないとは思っていないが、頼り過ぎると目を酷使する行動パターンから抜け出せない。

 

 どうすればいいのだろう。先ず不要な目の使用を極力なくすことだ。

 

 電車の中でしかも満員電車の中で足許が揺れ動く中でゲームをすることは自粛するというアイデアもある。本当に今自分が知りたい情報以外のニュースは検索しないという手もある。メールに対する返事もメールで返信すべきか、電話で返事すべきかをよく考えるということもわずかながら目の使用を減らすことができるだろう。

 

 LCA(ライフサイクルアセスメント)の解析の場合も使用する資料は視覚情報にあふれている。重要な数字情報、文字情報、図形情報はどれなのかを仕切り、優先順位付けができるように日ごろからの訓練が必要だ。また、視覚情報の荒波におぼれないように、会話力を高めて過不足なく相手と情報交換ができる能力を高めることも必要だと思っている。

 

 目を休めるには「静かに目を閉じて椅子に座っているだけでも疲れがとれる」というコラムを新聞で読んだ。目を閉じることでそうした情報から距離を置くのだ。

 

 「情報から少し距離を置く」というのも哲学的で深そうな考え方だ。(C)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    確かに現代では「目」を酷使することになりますね。テレビ、ゲーム、スマホ、WEB、メール等、「耳」より「目」を酷使していますね。

    仕事でも事務の場合は、一日中、PCを見続けることになります。逆にPCに向かっていれば、仕事しているように見えることも問題ですね。

    目を休めることは、本当に大事だと思います。仕事の際にも、出来るだけPCを見ないで対応できるよう注意したいと思います。

コメントをどうぞ