「冬支度」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「冬支度」

 花壇には日日草がたくさん植わっていたのだけれど、さすがに雪と寒さで急に元気がなくなり、花は全て落ちたようだ。ご苦労さんとつぶやきながら抜いて次に来る春の支度をすることにする。チューリップの球根を植えるのだ。

 

 庭の片隅にはカラカラになった落ち葉の吹き溜まりができている。

 

 先日、新宿に関わる“うわさ”の信ぴょう性を解明しようという番組をみた。1万円札が吹き溜まるスポットがあるといううわさの解明に興味を持った。……何でも木枯らしの吹く新宿副都心ではビル風邪が強く渦を巻いてもいる、そんな状況で、袋小路では風邪が静かになって枯葉や1万円札が吹き溜まる場所があるというのだ。レポーター役の芸能人によれば確かにビル風邪が激しい所と、枯葉が吹き寄せられている場所がある。新宿でブルーシート暮らしを長年経験した人の話では吹き溜まりに1万円札が集まっているらしい。現実に新宿で金を落したという申告額に比べ、警察や交番に届けられた額が少ないことを考えれば、手から吹き飛ばされた1万円札が風に舞い、吹き溜まりに行きつく可能性はないとは言えない……というのである。

 

 「そんな場所があるわけがない」と思いながらTVを見ている。しかし、冬、木枯らし、ビル風邪、吹き溜まり、1万円札、どれをとっても年末の新宿に似合いそうな季語ではないでしょうか。番組での建築模型を使った説明で、ビル風邪がどのように吹き抜けるかは十分に分かったけれど、宝のゴミ捨て場のような吹き溜まりはありませんでした。

 

 歌舞伎町の交差点の上の電線を、大きなサルが移動しているといううわさも、あの悪党のハクビシンと見間違えたのだろうという結論でした。そのほかのうわさも解明が難しいようです。うわさ話ってこんなものなんですね。

 

 これからのシーズンは家の周りの掃除に精を出さねばならない。風邪が強いと溜まった枯葉がまた吹き飛んでご近所にも迷惑をかける。

 

 キツネが枯葉を小判に変えてだました……そんなうまい話は絶対にないない。(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    東京では、11月に雪が降り積雪を記録したとのことですね。私は30年間住んでいましたが、経験したことはありません。4月の積雪は覚えているのですが、11月はありませんでした。

    これも地球温暖化による影響でしょうか。温暖化すれば、単純に暖かくなるのではなく、気象が激しくなると聞きました。11月の積雪も、激しい気象の一環なのかもしれませんね。

    これから北風が強まるに連れ、風邪も増えてきますのでお身体にご留意下さい。

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