プラスチックの使用量を減らそうという動きは知っていた。「一部地域で、11月からプラスチックの分別区分と回収方法が変わります」という回覧が町内会で回ってきた。いよいよ家庭のゴミ回収にまで及んできたかと身構えた。
自分の日常の行動を振り返ると、心してプラスチックの分別にはげまなくてはならない。
卵パックはかさばるので4分割してゴミ袋に入れていた。これもできなくなる。食品トレイ、発泡スチロール、お菓子のプラスチック製の袋も当然一般可燃ごみに混ぜてはいけない。
我が家のゴミ分別・回収作業のルールを大幅に改定しなければならない。そして、中身の見える袋(半透明も可)に入れて回収場所に出さなくてはならない。
翌日緊急回覧板が回ってきて、「我々の町内会は一部地域に該当していないので、当面今までの可燃ごみの定義でよい」との知らせを受け、ひとまず安心した。
しかし、大きな流れとして、プラスチック使用量を減らすムーブメントは止まらないと思う。プラスチックに代わる、あるいはプラスチックの使用量が格段に減る別の容器を開発する必要がある。使用後は可燃ごみとして今まで通り出せる素材の開発が急がれる。
有望な代替材料が紙だ。紙のトレイや容器でありながら水や空気から遮断できる容器が開発されつつある。プラ製の蓋をフィルムに変えてプラ使用量を劇的に減らすアイデアもある。あるいは基材の紙に特殊なフィルムを張り合わせて防湿性などをプラスチック容器と変わらない容器の開発も進んでいる。
紙の弱点を補うためのフィルムを使った紙容器のリサイクル事業もトライされている。牛乳パックのようにリサイクルできる紙容器がこれからますます増えていくだろう。新しい容器の開発、リサイクルでは、LCA(ライフサイクルアセスメント)で環境負荷の確認することができる。LCAがこんな形で普及することを願ってきた。
容器は…紙の時代が来るのだろうか?(L)
11月 16th, 2022 at 8:16 AM
私もささやかながらコンビニ弁当を購入する際には、過去に入手したコンビニ弁当用の袋を常に持参して使うようにしています。何度か使っている内に破れが出てきますが、養生テープを貼ったりして、限界が来るまで使用することとしています。
店側の対策も進んできましたね。ヨーグルトのスプーンが木製に変わったのですが、これが使いやすく感触が良いので重宝しています。店側が用意したのか、メーカー側が用意したのかわかりませんが、コストはかかっていると思われます。
私も出来るところから協力していきたいと思います。
ますますLCAでの観点が重要になってきますね。