新しい医薬品の効果を比較するために臨床試験では偽薬(プラセボ)が用いられる。詳しく知っているわけではない。…が、新薬効果を願い、治験に参加した患者の半分がプラセボだったとしたら、治験参加の患者の不安は大きいだろうと思う。
私が患者なら、治癒という一抹の希望をもって治験に参加すると思います。
治験に参加する患者も医者も投与内容は知らされない。コンピューターでランダムにグループ分けし、患者も医師も目隠し状態で治験結果が形成される。とてもシステムとしてはクリヤですが、患者の心の中のモヤモヤが無視されている。…と思いませんか?
「国産初の承認を目指した塩野義製薬が開発した新型コロナウイルスの飲み薬にかかわる厚労省の専門部会が行われ、専門部会は期限付きで迅速に審査する「緊急承認」の現時点での適用を見送り、継続審議としました。」どうも決着は9月まで持ち越しの様子です。
「経口薬の承認をめぐっては、6月の部会で「有効性や安全性を示すデータが不十分」として議論が先送りとされていたもので、……今回も有効性が判断できず継続審議となりました。」
新型コロナの感染者は7月20日に15万人を超え、8月に入ってますます増加傾向です。有効な新薬の出現に期待していましたが、ダメでした。治験をパスするのは難しいと分りました。日本の医療関係者の力量への期待は大きかったのですが……
製薬大手ではデータサイエンティストの育成に力を入れているという。新薬の開発、マーケティングなどに新しい有能な人材を投入しようとしているに違いありません。
医療DXに関わる方々にお願いします。新薬治験結果に対してデータに対する解析、洞察を動員して、プラセボ不要の治験システムを確立していただけませんか?「医療情報活用には法律や指針で規制が複雑になっている」と言われています。なんとかうまく壁を越える手立てはないでしょうか?
データの解析や可視化など環境分野でも日常言われていること…に気が付きました(C)
8月 10th, 2022 at 8:24 AM
「ブラセボ」とはそう言うことですか。確かに、この手法で問題ないのか疑問なところは感じます。ご指摘のとおり、「治癒という一抹の希望をもって治験に参加する」方は多いのではないでしょうか。現時点では仕方ないのかもしれませんが、「プラセボ不要の治験システム」が確立されるとよいですね。
新型コロナの感染者、本当に増えていますね。身近に迫りつつあるのを感じます。何とか乗り切っていきたいと思います。