「5Gスマホ」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「5Gスマホ」

 “江戸の人々が現代社会を見るとどう見えるだろう”という視点で書かれたエッセイを読んだ。電車の中で座っている人がスマホを前に掲げ、目を凝らしている景色は「位牌を拝んでいるようだ」という。言われてみるとそんな気もする。

 

 世界最大の携帯関連見本市「MWC19バルセロナ」からのニュースが多い。

 

 韓国や中国のスマホメーカーは高速通信規格5Gへの対応を商機ととらえ、積極的だ。普通サイズから大きな画面へ移行するのがトレンドだと時代を読み、折り畳み式画面を発表している。半分だけならスマホ、全面を使うとタブレットという具合だ。これからの高速コンテンツの受け皿としてスマホの潜在力を誇示しているようにも思う。

 

 日本のソニーの新商品は5G対応ではなく、4K有機EL 画面を備えている。横幅は現在のスマホと同じで、縦が長く、縦と横の長さの比が21対9。スマホを横にして、ワイドスクリーンの映画を鑑賞できるそうだ。

 

 これからは、スマホ大画面に合わせた動画アプリが続々と現れるのだろうと思う。……ガラケイからスマホに時代が変わっていく時も、スマホが生み出す有機的なシステムを全く予想できなかった。新通信規格「5G」がスマホユーザーと社会に対してどのような刺激を与えるのだろう。通信速度が速いという特徴は我々の生活をどう変えて行くのだろう。通販がもっと増えるのか、それとも、モノのシェアが進むのか?

 

表示画面も液晶から有機ELパネルになると画面の質は良くなる。きれいな画面を手にすることはスマホユーザーの心にどのように影響してくるだろうか。できればアートなアプリを開発してもらいたいと思う。

 

 ……冷静になってみると、はやりのアプリもあまり使わない私がスマホの未来について考えても何か虚しい。若者が新しいスマホを使いこなして新しい文化をつくっていくだろう。技術先行のスマホが使われる世界を……一歩さがって……観察したいと思う。

 

ベルが発明した電話はこんなに様変わりした。次に変わるモノはアレではないか。(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    未だにガラケーを使いスマホを所持したことがない私は「スマホが使われる世界を……一歩さがって……観察したい」どころではなく、「十歩さがってか観察」、いやか観察すらできないかもしれません。

    技術の進化に取り残されていく不安があるものの、本気でスマホに切り替える意欲がわいて来ません。このままで良いのでしょうか。それとも無理してでもスマホに変えるべきなのでしょうか。車通勤なので会社への行き帰りにスマホを眺める時間はないし、家に帰ればPCがあるし、どうしても必要性が感じられません。

    こうなったらガラケーが廃止されるまで粘り続けようか、とも思いますが、D社では4月以降に利用料金が安くなるという話もあるので、5月連休を活用して切り替えるかとも思います。本当に迷っています。

    車は20世紀の車に乗り続けていますが、これは大物の修理が発生しない限り買い替えないと決断していますが、携帯は迷っています。自然の流れに身を任せてどうすべきか考えようと思います。

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