なぜかドラッグストアの前に人が並んでいる。マスクが入荷したという情報があったのだなと思いながら、行列を横に見ながら店の前を過ぎる。
別のドラッグストアの前を通る。マスクがあるなら…と気楽に店内に入ってみたが、並んでいる人の籠を見るとトイレットペーパーや、ティッシュペーパーがあふれている。
スーパーでは米袋が山積みになっていた棚には何もない。餡マン、肉マンも残りが少ない。……レジで私の前に並んでいるの女性はマスクを着けて、薄いゴム手袋を使用している。見えないウィールスに対して“万全の対策をとっています”と宣言している。
パン屋でも焼きあがったパンをトレーにきれいに並べているが、上を薄いセロファンのシートで覆い、ごみやウィールスが付くのを防いでいる。
学校は休校。プロ野球オープン戦や大相撲は無観客試合。コンサートは中止が多い。
コロナウィールス感染対策は数少ない。「感染している可能性のある人は他の人のそばに行かない。感染を防ぐには人混みや密室空間には可能な限り近付かない。」このようなシンプルな対応しかない。だから、一般の人は、目に見えない敵に対してシンプルな行動で対応している。“買い物などに気軽に出歩けない生活が数週間続くだろう。しかし、通常の生活は確保しておきたい”と誰もが考える。最低限の自分保護である。
LCA解析は神経を使う作業であるが、LCA結果をうまく使えば環境改善につながるので励みになる。今回のコロナ対策でも励みになるモノ(things)はないだろうか。イベントもないので書物を読むにはチャンスかもしれないが……さらにコロナ対策が生み出す新しい“社会の価値（バリュウ）”が出現しないだろうか？
テレワークの効果を実感している。電車や駅構内での混雑が減ってきている。なんとなくヒトの動きがビビッドになり意思があるように見える。多少混雑緩和を歓迎しすぎかもしれないが、これも新しい“社会の価値”の芽生えであってほしい。
新緑の頃までにパニックはおさまりますように……。モミジの新芽が楽しみだ。
3月 17th, 2020 at 8:25 AM
たいへんな事態になりましたね。一時のトイレットペーパー騒ぎは少し落ち着いてきたかもしれませんが、マスクはいつ普通に購入できるようになるのでしょうか。
先の見えない不安が、普通だと些細なことを契機に騒ぎになるような状況ですね。事態はリーマンショックを上回る様相を呈しています。
一日も早い収束を、無事に東京オリンピックが開催されることを願っています。