「ハッシュ記号」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「ハッシュ記号」

 このマークは何なのか知らなかった。コンピューターのキーボードの「3と同じキー」に「#」と表示がある。ハッシュ記号だ。シャープ記号だとずっと思ってきた。

 

 確か……欧米の人が順番を示す数字の前に書いていたような気もする。

 

 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)にはほとんど無関心だったのだが、“世界へ発信!SNS英語術”と言う番組を見始めてこのハッシュ記号がついた単語がハッシュタグとして一般化し、情報の目印になっていることを知った。

 

 番組では海外のSNSに投稿された文章の中から秀逸なものを教材として取り上げてくれる。日常会話に近いSNSは生きた英語に触れるチャンスでもある。番組では文章に組み込まれたこの部分を「ハッシュタグ○○○」と読んでいる。例えば「#DadJokes」(DadJokes=オヤジギャグ)」という具合だ。

 

 これを文章に織り込むとどのようないいことがあるのだろうか。

 

 宮中の歌会始の“お題”の位置づけにも似ている。「光」「語」「野」「人」「…」というお題。例えば「光」というお題だったとしても、読まれる歌の中では物理的な光だけでなく、想像上の光もあるだろうし、次に一歩踏み出す勇気を光ととらえる人もいるかもしれない。これらをまとめて「光」というハッシュタグをつけると、一つの“世界が現れる″。

 

 リンネは生物を分類して整理し、体系づけた。ヒトに対しても体系的な階層構造のハッシュタグを割り振っている。現生人類をホモ・サピエンス(賢いヒト)」と名付けたのも、リンネである。ちなみに、現生人類は、動物界・脊椎動物門・哺乳類・サル目(霊長類)・ヒト科・ヒト族・ホモ・サピエンス類の一員である。ハッシュタグを利用すると″頭の整理“にもなる。もちろん検索にも便利だ。

 

 分類と整理作業はLCAのモデル作成能力を補助する貴重な能力だ。ライフサイクルの各段階の中で物質、エネルギー、その他情報を階層化して分類し、整理している。

 

 ハッシュタグという概念を使いこなすと面白いグループが見えてくる。(L)

 

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    私も今の今までずっと「シャープ記号」だと思っていました。「ハッシュ記号」だったのですね。そう言われると、確かに「フラット(♭)記号」はPCのキーボード上には見当たらないですね。勉強になりました。

    「ハッシュタグ○○○」という言葉はラジオ等でよく耳にするのですが、SNSとは無縁に近い私は何のことを言っているのかわかりませんでしたし、本ブログを拝見しても、未だ理解できていません。

    未だにガラケーですが、まずはスマホに替えなければ始まらないですかね。(時代について行けない・・・)

コメントをどうぞ