「熱中症プレッシャー」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「熱中症プレッシャー」

 「エアコンを使い、熱中症には注意してください」とどこのテレビ局も呼び掛けている。

 

 熱中症のプレッシャーから逃れるため、番組をチェックしていると、偶然「チャーリーズ・エンジェル」を見つけた。約40年前に放映された美女3人(エンジェル)が活躍する探偵TVドラマだ。美人探偵は現在の街を歩いても美人に違いないが、画面の街並みや駐車場、事務所、スポーツジムなどは現代では見つけるのも苦労するレトロ感が漂う。……あこがれだったアメリカはこんなだったのだ……。

 

 まず車だ。大きな車で、サスペンションはやや柔らかめ、だから、突起を乗り越えると小舟のようにブワンと車体が揺れる。ちょうどチャーリーズ・エンジェルが米国で放送されているころ、カプリスという車でアメリカの道路を運転したことがある。室内はゆとりがあり、その内装は品よく、肌触りも最高だった。サスペンションの味付けはアメリカ的でソフトだった。当時のアメリカの人にとっては高級ソファーに座っているようで、このフワフワ感が気持ちよかったのだと思う。

 

 チャーリー探偵事務所は質素でエアコンもなさそうだ。ミーティングルームの一角に付属するカウンターにはミキサーが置いてある。喉を潤すためだろう。今ならコーヒーメーカーぐらいが適当だけれど、当時はミキサーの方がしゃれた家電小物としてアクセサリー代わりだったのだろうか。

 

 当然ながら、エンジェルたちは携帯も持っていない。危機一髪という窮地に落ちても助けを求める通信手段を持たない。エンジェルの容疑者を追い詰める“チームワーク”を見ていると、なんでもスマホでコトを済ませる現代社会の探偵よりも洗練された術を身に着けている。美女3人は決して無理をしない。身に危険が迫ると小型ピストルを構えて身を守り、犯人の後ろから別のエンジェルが忍び寄る。シンプルなストーリーだ。

 

 猛暑、豪雨、台風、竜巻にこの数週間生活がかき乱されている。天気制御装置が故障してしまったようだ。TVドラマで感じた。40年間間で大きく変わっている。街も車も。

 

 気候も変わってきている…ようだ。…自然はどこまで我々を支えてくれるだろうか。(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    「チャーリーズ・エンジェル」私も若い頃、見た記憶があります。内容はあまり覚えていませんが、確かに3人の美女が活躍していました。
    もう40年ですか、あのアメリカでも、40年前の街並み等は時の流れを感じさせてしまうのですね。

    私は「チャーリーズ・エンジェル」の前に放送されていた「バイオニックジェミー」が大好きで見ていました。ここには初代の日産フェアレディZが主役の愛車として登場してきます。アメリカで大人気だった車ですよね。この前、この「バイオニックジェミー」DVDが売られていましたので、買おうかと悩みました。その時は、あまり見る時間もなさそうと思い、止めましたが、今日のブログを拝見して、また買いたくなりました。

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