「脳内のゴミ掃除」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「脳内のゴミ掃除」

 梅雨時の空気は湿度が高く、山椒の葉や実の色も水気を含んだようなマットな色をしている。大きく吸い込んだ水気を含んだ空気は体の中を掃除してくれている。

 

 TV からの耳学問です。……脳の中にアミロイドβというごみが沈着すると周りの脳神経細胞に損傷を与え、機能を衰えさせるという。アミロイドβというのは考えることによって脳内にできるたんぱく質、つまりゴミだという。人間は考える葦であるので、アミロイドβの発生を抑えることができない。そして、アミロイドβをスムーズに排出できれば痴呆症の予防になるのではないかと期待も抱かせる。痴呆症自体が完全に研究されつくされているわけではないので、痴呆症予防に100%有効な方法になるかどうかははっきりしないけれど、予防や治療のきっかけにでもなったら儲けものだ。

 

 紙のリサイクル、ガラスのリサイクル、布地のリサイクル、ペットボトルのリサイクル、タイヤのリサイクル等々、リサイクルの仕組みは社会の歯車をスムーズに動かす原動力にもなっている。健全な社会は物質のリサイクル、廃棄物処理、無害化などが必須である。自然の自浄作用の力も借りて、物質がうまく流れ、循環していくシステムが必要なのだ。

 

 人が健康であるためにも人の体の中の物質のリサイクル、廃棄物処理、無害化が必須なのではないかと思う。

 

 歳をとっても本当に元気な方がおられる。きっと体の中で物質循環を上手くマネージメントするシステムを持っているに違いない。老年医学という分野もあるようなので、元気な方は病弱な人間と何が違うのかを早く突き止めて欲しい。違いが分かったら健康維持に向けて生活改善に役立てたいのです。

 

 社会が健康でいられるように、物質の精製から加工、廃棄へのライフを解析するLCAという手法が考えられた。最近では企業のLCAという考え方もうまれ、LCA解析技術の基本が色々な分野に応用されてきている。

 

 人を健康に保つためのLCAなどと言ったら笑われるだろうか? (C)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    「人を健康に保つためのLCAなどと言ったら笑われるだろうか?」とんでもありません。peasia様らしい、さすがの視点だと思います。

    「アミロイドβというのは考えることによって脳内にできるたんぱく質」そんなたんぱく質が存在するのですね。全く知りませんでした。

    人間に限らず、自然界は、上手く循環させて不要となったものを排出しなければならないことは、理解できるのですが、そのゴミが考えることによって生成されるとは、思いもよらなかったことです。

    まだまだ未知のことがたくさんありそうですね。

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