「未来木材」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「未来木材」

和風の家の純和風の内装を洋風に変えて、快適に生活できないか考えている。機能的な面を考えると、一昔前の家のコンセプトが現代の生活に合わなくなっているからだ。和風の家の柱、鴨居、障子の桟など木の素顔を残しながら進められないだろうか。

内装や家具は木の感触を第一にと考えている。木に囲まれているけれど、押しつけがましくない木質との距離感。木肌に残る生活のシミが思い出として保存されるような部屋を目指している。

9月末に「木で未来を作ろう!」というシンポジウムを聴講した。

今、日本の国土の約7割が森林で、森林率はフィンランド、スウェーデンに次いで3位。木は年8千万立方メートルずつ増えている。ところが「木を切ると森林が失われる」いう思い込みも一部にあって、木材の利用が進まない。実は、健全な森を維持するためには木を伐採して利用することが大切なのだ。樹間に日光が差し込むように間伐も大切だ。森は生きている。常に新陳代謝を助けなければいけない。木を利用する知恵が必要だ。

現在国内林業は低迷が続いている。過去30年間で林業産出額はほぼ3分の1になってしまった。木造住宅の着工件数は減って、木材需要が小さくなっている中で、安い輸入材が7割のシェアを占めているという。日本の山を守るためにも国産材を使うことがいいのだ。このまま、間伐もしない森があふれると、日本のシンボルである森林が死んでしまう。

日本と逆で、欧米先進国では木造建築に注目しているという。斬新なデザインの木造建築や8階建てのビルも完成している。進化型木材クロス・ラミネーテッド・ティンバー(CLT)という新技術の開発も進んでいる。木を重ね合わせて丈夫な板や骨材に加工するのだ。

こういう新しい板や骨材をLCAデータ化して林業、建築業に貢献したいものだと思っている。一緒にやりませんか。こちらLCA(ライフサイクルアセスメント)の専門家です。

林野庁は今年4月から「木材利用ポイント制度」を始めている。(A

コメント 2件

  1. skylineR31gts Says:

    「木の素材を残しながら機能面を快適に変える」素晴らしいご検討ですね。木の温かみを感じながら生活したいものです。

    例えば障子は、視界を遮りながらも光を取り入れることが出来る優れ物ですね。しかも破れたら張り替えることができますし。よく考えられたものです。和の伝統を大切に引き継いでいきたいですね。

    日本は太陽と雨に恵まれた緑豊かな国です。森林は有益な資源となり得ますよね。
    LCAが林業を後押しして日本の自然環境に貢献できれば、日本はもっと素敵な国になりますね。

  2. Johnb902 Says:

    What is the website that means it is easy to understand podcasts and blog sites? I don’t get an iPod, does that make any difference? . gckeagfdcfbd

コメントをどうぞ