「次世代宇宙船」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「次世代宇宙船」

『いざ火星へ次世代宇宙船』という日経新聞の切り抜きがある。NASAが試験機の写真を公開したというものだ。火星や小惑星に人間が行くための宇宙船であるが、見た目は4人乗りのカプセル型宇宙船だという。米国がスペースシャトルの前に宇宙空間からの帰還用に使用していた首の短い三角フラスコのような宇宙船と形状は似ているようだ。

火星がどうなっているのかには興味があるけれど、人間を火星まで送らなければならないものか…腑に落ちない。高度な火星探査機キュリオシティーを打ちあげる時代なのに、片道6カ月の宇宙船旅はぞっとする。耳に入るのは船室のBGM 程度?

私は電車の中でスマホを見ているだけで、目的地で降車する人のまねができない。窓の景色が飛んでいく楽しみが欲しい性質だ。私が宇宙飛行士だったら遠ざかりつつある青い地球と真っ黒な空を見た時何を感じるだろう。

NASAでは月、小惑星、フォボス(火星の衛星)そして火星へと、中継と休息基地をいくつか設定する。「飛び石作戦」の火星有人飛行を構想しているらしい。直行便ではないらしいのだが、全行程往復では1年以上の時間がかかるかもしれない。

最近、鳥のさえずりが多い。夏鳥が去って、冬鳥が都会にもやって来たということだろうか。鳥は餌を求めて最適な地に渡ってくる。シベリアから日本に来ようが、本州の南北を移動しようが、山から里におりようが大変理にかなった移動だ。

鳥の移動は理解できるのに、火星への有人飛行が理解できない。せねばならない理由を、いつか酒でも飲みながら友人と語り合いたいものだ。

ところで……

米国が火星への初の有人飛行実現を目指しているのは2030年代半ば。その頃までに世界は地球温暖化ガス削減のめどが付いているだろうか?地球温暖化は『人間活動が原因なのだ』とIPCC報告書は言っている。言い方を変えれば、『地球温暖化にブレーキをかける役目を人類は負っている』と言っている。(C

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    確かに言われてみると、火星まで有人飛行する意味はあまりないのかもしれませんね。この記事を読むまでは「火星まで有人飛行なんてすごいなぁ」と単純に思っていましたが、そうですね、その前に地球でやるべきこともありますね。

    鳥の移動は理に適ったものですよね。自然や動植物の行動は無駄がなく意味があるものだと思いますが、人間の行動だけが突飛で、ともすれば無意味ということでしょうか。

    それが人類の発展の原動力になった面はあるでしょうが、人間もそろそろ自然の摂理に従って生きていく時かもしれませんね。

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