「応援」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「応援」

サッカーでよく言われる。アウェーだから不利であると。確かに、新聞スポーツ欄をみても、ロンドン五輪アジア最終予選 C 組でバーレーンに 2 0 で勝った 22 歳以下( U22 )日本代表をたたえるニュースのタイトルは「日本、バーレーンに敵地で勝利」だ。敵地での勝利を喜んでいる。

勝敗の行方がホームとアウェーで変わるのだろうか……と思っていた。高校時代からサッカーをやり、今でも少年サッカーを指導している友人の話では「選手にとって応援は大変ありがたい」という。実力が接近したチーム同士の試合では、ポンと背中を押してくれるのが応援で、確かに対戦相手側の応援の中では、戦いにくいということだ。

応援が、声援と喝采が、温かい励ましが、そして、健闘をたたえる拍手の効果がそれほど大きいのなら、大いに応援や声援を送りたいことがある。年末の電飾の節電だ。米国ではサンクスギビングデーの後はクリスマス一色になるが、日本でも勤労感謝の日を過ぎた途端に年末のイルミネーションが増えてきた。今年は電力不足への懸念があるものの、何とか節電しながらも、いかに華やかに街を彩るかにみんな知恵を絞っているという。

丸の内イルミネーションでは 95 万個のシャンパンゴールドの電飾が施される。使用電力の大幅な削減を条件に実施することになった。約 1000 種類の発光ダイオード( LED )電球を研究した上で開発したのが、これまで使ってきた LED より消費電力が 6 割以上少ない「エコイルミネーション」だそうだ。節電熱意を応援。

埼玉新都心の「ケヤキ広場」では LED の数を昨年より 10 万個少ない 20 万個としった。電飾を少なくしても「華やかさを維持する」ため、 LED を点滅させることにした。苦労したのは電飾の消し方だった。一気に暗くならないように、電飾によって 1 14 秒かけて消えるようにした。これまた節電への執念とアイデアに拍手。

11 月より発売された LCA ソフト GaBi5 はデータベースが毎年定期的に最新の値に更新される。 ( もちろん古いデータベースをキープすることもできる。 ) 新しいデータベースのシステムやそのサポートに対し、応援と拍手をいただけるように熱意と誠実さを持って頑張りたい。ポンと背中を押していただけるように。

有楽町の駅を降りると交通会館の周りは赤い LED で梢の隙間が埋め尽くされていた。新鮮な驚きと華麗さ。クールな暖かさありがとう。(L)

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