「無駄エネそぎ落とし」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「無駄エネそぎ落とし」

植物との戦いが始まる。雑草を取ること、茂みの風通しをよくすること、そして雑草を取ること、葉についた虫を駆除すること。そしてまた雑草を取ること。庭では安易に農薬は使わないと決めている。自然との付き合いも結構きつい。光を浴びて元気に生長する植物をうまくコントロールしなければならない。7月、8月、9月は太陽の季節。蚊取り線香を足元に置き、汗と土にまみれる週末が続くと覚悟している。

原発事故以来、再生可能エネルギーが評論家やマスコミで取り上げられている。太陽光、太陽熱、地熱、風、バイオマスなどを利用する発電は突然出てきたものではない。水力、火力、原子力と今までの発電の主役たちの対抗馬として研究されてきた。コスト低減と安定した稼動、高い発電効率を目指してきたはずだ。素性もいい、人柄もいい。しかしまだ一軍に這い上がるほどの実力が備わっていないプロ野球選手のような位置づけだろうか・・・・・・再生可能エネルギーと言うのは。

しかしこの先、再生可能エネルギーも伸びることが予想される。将来のエースを育てるために、エネルギー代が高くなることは覚悟しておいた方がよさそうだ。

エネルギー代が高くなるのなら、ますます、エネルギー使用量が少ない機械やデバイスの開発が必要である。環境負荷の少ない安いエネルギーを使う生産システムが必要である。無駄なヒトの移動や物の移動もなくす社会のインフラ作りも必要になる。無駄なエネルギー使うことはカネをばら撒いているようなものだからだ。

交通機関が停止した311日は非日常だった。会社から帰宅できないで混乱した経験を踏まえ、本社に社員が集まるシステムを見直している企業があるという。今までは在宅システムなどが注目されてきたが、会社としてのメリハリが無い。そこで出てきたアイデアがアパートの一室を改造したミニオフィス、つまりサテライトオフィス的な小さなオフィス。住宅地から近距離にある拠点である。当然、IT化により本社勤務と同じように情報は流れ、会議にも参加することができる。一番の利点は個々の社員が在宅勤務するよりは、エネルギーの総使用量は減り、非常時の社員の帰宅困難状態は解消される。しかも仕事上でいいことは、ミニオフィスで働く仲間の間でコミュニケーションが図られことだ。

無駄なエネルギー(無駄エネ)をそぎ落とすアイデアはまだまだありそう。(C)

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