「外交公電」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「外交公電」

米国の外交公電の暴露を続ける内部告発サイト「ウィキリークス」に対する非難が強まっている。 外交公電というものが、どのような仕組みなのか全く知らない。まさかE-mailではないと思う。「創造性に乏しい○○」「怒りやすい○○」などなど。外交機密には人物評も織り込まれているということを改めて知った。この人物評、公にするには品がないかも知れないが、「有利なカードを持ちたい外交はこんなもの」と納得できないでもない。

 

上手い説明を受けると納得することもある。情報の表現方法は知恵の使いどころだ。

 

今年11月発表のスーパーコンピュータの性能ランキング「トップ500」で中国のスパコンが初めて首位になった。日本では「何故1位でなければいけないのか」と事業仕分けで仕分け人から詰め寄られたあのスパコン。この分野に詳しくないので、当分の間1位の座は米国か欧州か?と思っていたのに、突然の中国の1位と3位。

 

1位、3位の中国のスパコンに共通しているのは、計算装置に「画像処理用の半導体プロセッサー(GPU)」を「中央演算処理装置(CPU)」とともに多数使っていることだそうだ。

1位となった天河1Aの場合、CPUを約14千個、GPU を約7千個それぞれ使っているが、計算能力の約8割はGPUが担う。

スパコンの計算は体育館の床に雑巾をかける仕事にたとえると、生徒が横一列に並んで拭くようなものだという。CPUが数人で雑巾がけをやるとすれば、GPUは内部に“生徒”をたくさん持ち、数百人が並んで一斉に作業をするイメージで、圧倒的に速いという。

実はGPUを使ったスパコンを世界に先立って開発したのは東京工業大学の松岡聡教授らのグループだそうだ。

 

外交公電的に今回の中国の躍進を報道すれば、「今や、中国は、一昔前の新しいものに恐れもなく飛びついた日本人のお株を奪い、世界のトレンドを見つけ、素早く、先に大型システムを組み上げている。前進するパワーにあふれている。」という程度の調子なのだろうか。(ちょっと毒気不足かもしれない。)

 

LCAを進めるには、ソフトウェアの理解に加えて、自分のテーマを定め、素早く解析を実行することが大切だと思いませんか。ユニークな解析であればあるほど面白くなるはずだ。わたしも力になりたい・・・。(L

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