「売らない店」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「売らない店」

 ネットとリアルの店舗運営を融合し、消費者体験を高める手法はOMO(Online Merges with Offline)と呼ばれる……ソウダ。時代はものすごい勢いで動いている。小売店に入って買いたいものを探すのに慣れてきた商習慣に割り込んでくる新しい商習慣。

 

 ネットと店舗(オンラインとオフライン)が“融合”することがポイントのようだ。よく理解できないけれど、お客様の購買意欲をいち早くつかむことをオンラインで行い、直ちに商品販売につなげると考えればいいのだろうか。気の利いた店員さんが気に入った商品を選んでくれる……あの快適で軽やかなお客と店員さんとの雰囲気づくりをオンラインで作り出すことを目指していると想像する。

 

 一端を理解するためにNTT東日本が渋谷に開いた「売らない小売店」というのはどんなものかを紹介したい。(新聞記事からまとめたので十分に伝わらないかもしれません。)

 

 「売らない小売店」は特産品を集めたショップ。その店では商品を買うことができない。まず、お客には買い物できるサイトに店頭で登録してもらい、個人情報の取得などの同意を得ることから始める。あとはお客様主体で勝手に商品の確認をしていただき、買いたいものを探すという一連の行動が続く。

 

 お客様は遠隔で商品担当者と会話したり、その商品に手で触れてみたりするのも自由だ。お客はその場では買わずに、スマホから専用の通販サイトで購入する。店はお客様の挙動を人工知能(AI)カメラが記録し、どのような客相がどのような購買意欲を持つかを解析する。もちろん商品担当者との会話もデータとして活用する。

 

 この「売らない小売店」の例では店はデータ解析により「どの商品に興味を持つか」という情報を商品出品者に販売する。お客様には商品を陳列し選んでいただく場を提供する。

 

 OMOといってもいろいろなバリエーションがあるようだ。オンライン情報でお客の好みを誰かがつかみ、物を買う方向にシステムで導かれるかもしれない。新しいシステムにドギマギする年配のグループは不安だ。……対応策として……あまり細かいことは気にせず、自分の好みはこれだとはっきり示そうと思う。環境対応分野でも同じこと。

 

 周囲の環境問題に対処するにはLCA(ライフサイクルアセスメント)ですね。(L)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    リアルとオンライン、どちらを選択するか、ではなく、両者が上手く連携して、融合して新たなビジネスモデルが構築されつつありますね。試行錯誤によりいろんな形が試され最適化が図られる。また環境が変化すれば見直される。この繰り返し、すなわち柔軟な対応が求められる訳ですね。

    私のサイズは遂に3Lが標準となりつつあり、洋品店で探してもサイズが2Lまでしか置いてなかったので、オンラインで購入しました。リアル店舗でモノをみてオンラインで購入するビジネスモデルを実践した形となりました。

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