「デジタル断食」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「デジタル断食」

 多くの人は「過剰情報環境」にある。マスコミからコロナ情報が大量に流れるが、コロナ禍克服のための決定打を見つけ出すのは至難の業だ。SNSには不安感をあおる情報が紛れている。スマホも生活のツールとして手放せない。

 

 人工知能(AI)でも、機械学習が過ぎて特定のデータを学習しすぎた結果、未知のデータへの対応力を失う「過学習」が課題とされている。それを抑制するために、量子コンピューターを使いAIが過学習に陥らないように量子コンピューターでコントロールする研究も進んでいるという。

 

 デジタル化が進んで、現代版「過ぎたるは及ばざるがごとし」というところだろうか。

 

 ある期間、デジタル環境を断食のように断つということを推奨している人は多い。デジタルデトックス(一定期間スマホやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組み)だ。

 

 人間というのは常に新しい情報を求め続け、デジタルデバイスはとても便利な道具であるゆえに、人間本来の能力、例えば、コミュニケーション能力とか、自然との共生力などを失いかねない……と思います。努力してバランスの良い人間に成長するように心がける必要があるようです。AIが「過学習」のために未知の分野への対応が取れないなど、大変恐ろしいことだと思いませんか?

 

 私たちの脳は、暇を嫌いすぎるのです。もっとまったりした時間をもって、脳の下地を充実することに心がけたいと思います。パイ生地作りに時間をかけなければおいしいパイは焼きあがらないのに似ています。

 

 土、日はデジタルデバイスから離れて過ごしている。たまに家の前の道路掃除などしているのですが、箒を動かしていると路面から季節が変わる情報が飛び込んでくる。今はセミのナキガラや蟻に食べられた蝶の残骸など…まもなく秋が…来るのです。

 

 通行する方々!たばこの吸い殻、捨てマスク、犬のフン…何とかなりませんか?(L)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    確かに情報が多すぎますね。デジタルデバイスは大変便利で有用なのですが、情報の信頼性の判断、取捨選択には自分で見聞きし判断したリアル情報との突合せが重要になってくるのでしょうね。

    「人間本来の能力、例えば、コミュニケーション能力とか、自然との共生力などを失いかねない……」これは本当にそう思いますし、危機感を持たなければならないのかもしれませんね。

    たばこの吸い殻は昔から問題でしたが、最近では捨てマスクが確かに多いですね。犬のフンもよく見かけます。本当に何とかならないですかね。法律での罰則強化ではなく、何とか自主的に改善できれば良いのですが・・・

コメントをどうぞ