「iPS細胞での再生治療」 | Sphera Solutions, Japan株式会社


「iPS細胞での再生治療」

 先日、iPS細胞の移植により脊髄損傷を治療する臨床研究が了承され、2019年に秋にもiPS 細胞の移植が始まるというニュースが流れた。iPS細胞の利用が再生医療の試金石として多くの人の期待を集めていることがわかる。

 

 私には細胞レベルでの再生治療のストーリーがよくわからないので、ひたすら再生医療の治療技術が確立することを祈るばかりだ。

 

 iPS細胞には不思議が詰まっている。iPS細胞がどうして目の網膜の細胞に方向づけされるのかもわからないし、スタート時点では同じiPS細胞が神経細胞群になるというのもわからない。

 

 近頃、最先端の科学技術のニュースが続いているが、門外漢にはわからないことが多い。

 

 人工知能では膨大な現実のデータつまりビッグデータをスタートとして、次々にデータの関連性などを学習していくことが基本だと思っていた……が、最近混乱している。国産スパコン「ポスト京」の計画では“シミュレーション技術によって実際には存在しない仮想的なデータを新たに作り出すことができるようになる”と説明されている。

 

 「大量に人工的な仮想的なデータを生み出し、AIで学習・分析すれば、従来にない新しい知見が得られる。」……このようなロジックにはなかなかついて行けずに困っている……。

 

 シンギュラリティ(技術的特異点)とは人工知能が発達し、人間の知性を超えることによって、我々の生活に大きな変化が起こるという概念だ。シンギュラリティを境として“人間の頭脳では予測不可能な未来が始まる”。その到来は2045年と予測されているが、残念ながら、私の場合、2045年以前に人工知能の考えることが予測不可能になるに違いない。

 

 ただし、どんな世になろうとも、ロジックやソフトだけの世界はなく、モノ作りが廃れることはない。したがって、環境問題はこれからも考え続けていかなければならない。

 

 LCAを賢く使い、持続可能性を考え続ける……ことを進めていきます。(L)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    確かにIPS細胞がいずれかの臓器に方向付けされるロジックはわかりませんね。不思議ですね。神秘的でもあります。

    「シンギュラリティ(技術的特異点)とは人工知能が発達し、人間の知性を超えること」と言われていますが、人工知能が人間を超えることはあり得るのか少し疑問に思います。(と言いますか、人間の知能を超える別物が現れてほしくないとの願望ですが、・・・)

    確かに記憶力は圧倒的に違うのはわかりますし、将棋AIでは、24時間高速で対局できるので、人間よりも強くなるのはわかります。それでもそのAIを生み出したのは人間ですので、そういう意味ではやはり人間の方が上位なのではないかと屁理屈で思っています(AIは電源を抜けば終わり。これは幼稚な発想でした。・・・)

    仮にAIが人間の知能を超えたとしても、上手く共存していきたいですね。

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